授業カリキュラム 「中国シニア留学」

授業カリキュラム

カリキュラムに差はない

カリキュラム

中国に留学するシニアの方の多くが、授業の質やカリキュラムで大学を選びたいとおっしゃります。しかし、これは非常に難しいです。

このサイトを運営している「中国留学情報」は、今までに中国全土の200以上の大学について、延べ数千枚の時間割表を調査分析してきました。

その結果分かったことは、中国の大学のカリキュラムはどこも大差ないということです。科目ごとの時間配分、使用するテキスト、どの大学も大きな違いはありません。

似たようなカリキュラム

カリキュラム

これにはいくつかの理由があります。

中国における留学生向けの中国語教育は1960年代に本格的に始まりました。この時に留学生教育を担ったのが現在の北京語言大学です。

それ以降に留学生受け入れを始めた大学は、まず最初は北京語言大学のカリキュラムや使用するテキストを参考にし、少なからずの大学がそっくりそのまま真似をしました。

カリキュラムで選べない

そのあとで各大学ごとに工夫が凝らされればよかったのですが。中国の大学はほぼすべてが国公立です。留学生が少なくても倒産することはありません。

また、教員はすべて公務員で、給与は授業内容などではなく、勤続年数と職位で決まります。カリキュラムを工夫しても給与は変わりません。

端的に言えば中国の大学は、カリキュラムの違いを打ち出して戦わなければならないような競争状態に置かれていない、ということです。

このため、良し悪しは別として、授業の質やカリキュラムの違いで大学を選ぶことは、現実問題として不可能です。